モデル相互比較
UMICS
Phase2より、よりモデルの再現性を向上させるための取り組み活動として
UMICS: Urban air quality Model Inter‐Comparison Study を開始しました。
2010年9月15日
特にEC濃度の過小評価を改善するため、排出量・気象(拡散・沈着などの物理量)に重点を置き、観測濃度の妥当性も含め、各研究機関で項目ごとに影響の大きさについて検討していきます。
今回実施項目
計算対象はPhase2と同じ、共通入力データ利用
(1)乾性沈着
・感度解析(CMAQのスキームacmとeddyを対象に一律)
・Ra、Rb、Rs(粒子のSurface Resistance)の比較
(2)鉛直拡散
・PBL高度の違いによる検討
(CMAQではPBLを参照して鉛直拡散を計算するので)
・Kzの比較
・つくばNIESにおけるライダー観測結果と計算によるPBLとの比較
(3)境界条件
(4)排出量
・セクタ別排出量の感度解析
(5)測定データの空間代表性確認
(6)EDCのBudget評価
・層別の空間分布による移動量の把握、気柱総量など
(全域&上層2500m程度まで)
・排出/乾性沈着/流入出量/気柱濃度(カラム濃度)