第51回大気環境学会年会
都市大気エアロゾル分科会・都市大気環境モデリング分科会合同分科会
微小粒子状物質に含まれる炭素成分の特徴と課題
- 日 時: 2010年9月8日(水)17:30~19:30
- 場 所:大阪大学豊中キャンパス 共通教育管理講義棟 1F B118講義室(E会場)
- 座 長: 米持 真一(埼玉県環境科学国際センター)
茶谷 聡(豊田中央研究所)
- 開催主旨:
炭素成分は、微小粒子状物質PM2.5の主要成分の一つである。炭素成分のうち、元素状炭素(EC)は、ディーゼル車からの排出量が減り、都市大気中の濃度にも減少傾向が見られる。これに対して、有機性炭素(OC)は、VOCからの光化学生成やバイオマス燃焼や植物、あるいは未把握発生源なども考えられ、明瞭な濃度減少は見られていない。今後、PM2.5濃度の低減のためには、その実態や由来、分析法など、明らかにすべき点が多い。本会では、大気観測と大気モデルという双方の視点から,これらに関する最新の情報や課題について、知見の共有化をはかる。
- 内 容:
講 演
- 我が国におけるPM2.5の現状と今後の取組み
山田 克之(環境省水・大気環境局大気環境課)
- 微小粒子中炭素成分の測定法に関する課題と都市大気における実態
長谷川 就一(埼玉県環境科学国際センター)
- 関東北部における微小粒子中有機成分の特徴
熊谷 貴美代(群馬県衛生環境研究所)
- 広域大気モデルによるOC濃度再現とその精度向上の試み
佐々木 寛介、森康 彰(一般財団法人 日本気象協会)
モデル相互比較について....これまでの活動と新たな取り組みUMICSのご紹介 100908_UAQM.pdf